2009年10月22日木曜日

家にいると元気なんだけど?

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第4回うみほどコラムのテーマは家にいると元気なんだけど?です。

それにしてもうみほどコラム大反響です。

正直これほどまでとは思いませんでしたが、

現在2名様から「いいねー。」と褒められています。褒められると伸びるタイプです。


ということで、今回のテーマです。

不登校になって学校を休み、ストレスの多くかかる場所から離れ、家にいる時間が多くなると

だんだん子ども自身が元気になってきて

家で漫画を読んだり、ゲームをしたり、テレビを見たりしていて

不安そうだった時期から比べると、見た目が元気そうに見えてきます。


そこで元気になったんだから、学校に行けるんじゃないか?


なんて思ったことはありませんか?

確かに身体は、元気になってきていることは確かだと思います。

ストレスや不安や恐怖の多い場所から、離れて生活しているわけですから

身体の回復は徐々に行われる訳です。

ココで大事なのは、ストレスから離れているだけであって

子どもの自身のストレス(不登校)の原因が解決している訳ではないということです。



しかも身体「は」という表現をこのコラムでしていますね。

やはり身体と心が元気になってこそ、次の行動をする気持ちになるんです。

ここで分かってもらいたい事は、「身体=心」が一体ではないと言う事です。

身体と心の状態は、それぞれ別に存在します。

回復途中の状態では身体が60パーセントなら心も60パーセントということはほぼありえません。

ココが難しいところなんですが、身体の状態は80パーセントだけど

心の状態はマイナス30パーセントなんてことも普通にありえます。

そもそも心の回復は、身体の回復のもっともっと先に回復してきます。

ですから身体の元気から心の元気は計れないということです。



傷をつけるのは一瞬ですが、治すには何倍も何十倍も時間が必要です。

学校に行かないことで、こどもが元気になってきても

すぐ次!ということではなくて、少しの間だけでもいいので見守ってください。

今、元気がなくても子ども自身の育つちからは消失していません。

子ども自身の育つちからを信じてみてください。

今の状態から信じられない成長と行動をみせてくれるはずですよ!



とそんなことを思う畑を耕して農家さんは偉大だと思った夜。