2009年12月3日木曜日

第9回「不登校の頃の自分考察と今」パート1

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みなさんこんばんわ。うみほどコラム始まります。

風邪を引いてしまい、書く気力が出ずに一週間お休みしてしまいました。

風邪も治ったので元気にうみほどコラム再開したいと思います。

ちなみにアウター問題は素敵なジャケットを買えたので

この冬はあったかく過ごせそうです



さて今回のテーマですが

不登校の問題だけだと、何だかいつも行き着く所が

同じになってしまうので、すこし趣向を変えてみようかな?と

実験的に見切り発車でお送りしようと思います。

このコラム実は、書くことを決めてから書いているわけではないです。

パソコンに座ってから出てくる、生っぽい感じでやってます。

まあでもいい所をつければいいなぁ。さていってみましょう。



さてうみほどコラムの、うっくんネモネット理事長は

中学生の頃不登校でした。

とってもとっても苦しくて、先が見えず非常に不安な毎日が続いていました。

とってもとっても苦しいのに、何が苦しいのかさえもわからないし

何故不安なのかも、自分ではもちろんわかりません。

当然人に聞いてもわかるはずありません。

まさに「お先真っ暗」この言葉を本当に理解した感じです。

今も不安だから、もちろん将来のことも当然不安なわけです。



そんな不登校の頃の自分は

「だめだ。」「できない。」「人より遅れてる。」など、ネガティブなことしか考えられませんでした。

そんな自分は駄目な存在なわけであって、

もちろん自分のことを好きになるわけなんてありませんでした。



そんな考え方をしていると、

「こんな自分になりたい。」という自分を作り出していました。

どんな自分かというと

勉強が出来て、野球部でレギュラーになれて、モテモテだ!という自分です。

しかし、学校に行っていないと

勉強はしていませんでした。やりたくてもやる気力すらありませんでした。

なので当然ながら勉強は出来なくなっています。

野球部のレギュラーも学校に行っていないので、部活に出ること自体出来ていません。

自分の部屋を中心に、生活していましたので周りに女の子はいるわけありません。

もちろんモテモテにはなれません。

どれひとつ不登校の頃の自分は、なりたい自分を叶えられていませんでした。



そしてこの自分考察の中でポイントになるのですが、

このような3つの条件を、クリアした自分は「良い自分。」であると考えていたことです。

逆のことも当時考えていて、

3つ条件をクリアしていないから、今の自分は「悪い自分。」であると考えていました。

「悪い自分。」から「良い自分。」になろうとして学校に行こうとすると、

嫌な気分になってくるし、身体症状もでるわけです。

不登校のときの感覚は、わかりやすく言うと風邪をひいた時の感覚に近いと思います。

食欲もなくなるし、友達とも遊びたくなくなるし、出かけたくないし、勉強もしたくないし、

そもそも立ち上がるのもしんどいです。ついでにコラムも書きたくなくなります
(風邪を引いたときに全部したいぜ!って方はいないですよね・・・。)

というわけで、なりたい自分になるためには学校に行かないと達成できないので

この3つの条件を叶える事は不登校中にはできませんでした。

そして「だめだー。自分はだめだー。」というのが始まって、それがループしていました。

そうすると冒頭で語った先が見えない真っ暗な気分に突入するわけです。



このように当時の自分は、「良い自分。」「悪い自分。」を分けて考えていました。

なりたい自分と、なれない自分に挟まれても苦しんでいました。

しかしこのような気持ちを、不登校真っ最中に言語化していたわけではなく

数年経ってから、苦しさの原因を探求して、整理して言語化しています。

得体の知れない苦しさが何処から何処から来るかわからないし

不登校真っ最中の自分は、何故苦しいのか全然わからないし

ただただ毎日不安でものすご~~~く苦しかったのです。

自分の体験を通して言えることは、第6回のコラムでも書いたんですが、

こどものつらい気持ちを、そのままわかってあげて欲しいのです。




さて長くなってしまって皆さん大変だと思うのでココで1回終わりにしようと思います。

来週の次回は、回復期の話と、コインのような裏表が自分だと思っていたのが

どのような形が自分なのか?まで書けたらと思ってます。

もちろん回復期までが長くなってしまったら3回にわけます。