2009年12月10日木曜日

第10回「不登校の頃の自分考察と今」パート2

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こんばんわー。毎週水曜日深夜に更新しているこのコラムもなんと10回目ゆう★



飽きっぽいうっくんが10回も続くとは思っていなかったのでびっくりです。



これからも毎週水曜日に書くようにしますのでがんばりまーす。



さて前回の続きということで考察してみましょう。







というわけで、今回は回復期の話をしたいと思います。



よく元気になったきっかけは?とか聞かれますが



「ゆっくり休む」コレしかない訳です。



休めた感覚をつかむと急に暇になってくるんです。



言葉では「あれしたい。」「これしたい。」という時期もありますが。



つかめた時は行動も伴います。



そこまでいくと、正直不登校という状態ではなく普通(?)の状態に戻っているんですけどね。







しかしなぜ休めたのか?







実際に不登校になりたての時期は、相当親もパニック状態でした。



学校行っているときなんか一度も開けなかった、自分の部屋のドアを開けて



「今日は学校に行くの?」なんて聞いてみたり



数時間後に「明日は行くの?」なんて聞いてみたり



「テストだけ受けてみたら?」なんて無理な注文を強いてきたりしていました。



まあ正直パニックしていたのを、今も恨んでいることはないんですけどね。



そのころは今よりは、不登校の認知が進んでいなかったので



普通に学校行かなくなったら、そらぁ驚くでしょうしね。



いい子ではなかったけど、そこそこ普通にしていましたからね。



でもこのように、慌てていたり、パニックを起こしていたり



学校に戻そうとする努力を親がすればするほど



学校が心底イヤになった私の気持ちは、マイナスの方向へ進んでいきます。



たとえ身体的には、休んでいても、心は落ち着かないし



身体も緊張状態が続き休まりません。



なんで学校に行けないのか?なんでこんなに辛いのか?



この原因が、不登校になった直後はわからないので余計に苦しいわけです。



しかし、今の私は元気(?)です。



普通に外も出られるし、人ともしゃべられるし、仕事だって少しだけですがしています。

(当時はどれも出来なかったわけですが・・・。)



なぜ休めた感覚をつかめたのか?何が機転になったのか?









親からの今日は学校行く?明日は?テストは?部活は?転校は?などなどを



ストレスになるように、うるさく言わなくなったのは親の会に行ってからです。

(親の会とは、不登校の子どもを持つ親たちが話し合う自助グループのようなものです。)



私の親はおそらくこんな状況で、こんな事をしてるんですけど、どうしたらいいんでしょうか?



そのような親の会でよくある話を、聞いてきたんだと思います。







話はすこし飛びますが、親を支援して子どもになんの役に立つのか?と言われますが



私の場合は親からの今日は学校行く?明日は?テストは?部活は?転校は?が



とりあえず1週間くらいおさまりました。



そしてまた始まるのですが、次の親の会に行くと1週間が少し伸びて10日とかになり



また行くと2週間になり、3週間となり、言わなくなる。なんて目に見える効果があったわけです。



あとは親がイライラしなくなったって事も非常に大きかったです。







子どもの不登校ですが、親(保護者)をサポートすることで、子どもに影響を与えることは確実だと考えます。



なぜならば子どもの子育ては、親がするからです。



実際に多くの時間を過ごすのは親なので、そこでどのように接してあげるかは大きなポイントになります。



家が居心地が良く、家が居場所になり、家が基本にあることが、子どもにとって心強いものです。



私は不登校真っ只中の時期は、すべてが敵と考えていました。



しかしこのように家にいることを、肯定してもらえたことで



そのような考え方は、氷が解けるように少しずつ変わっていきました。



親の考え方ひとつで、子どもは大きく左右されるものです。



しかも子どもと接するより、親と接するのは100倍も簡単なことなので



是非親の会は行ってもらいたいものですね。



でも2年半は家を基本にひきこもっていたのですが、同時に大事なのは時間ですね。





また長くなってしまったので切ります。



次は回復期後半です。次回も期待してね!!