2010年1月29日金曜日

第16回「フリースペースとの付き合い方」

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こんばんわ!毎週水曜日更新のうみほどコラムです!

もちろん今日は木曜日です。ごめんなさい。

いいわけですが、合宿行ってたり、ちょっと風邪気味だったりするんです。

遅れて更新はしますが、楽しみにしていてくれる読者の皆様にはホント申し訳ないです




さて今回のテーマは前回の続き的なような部分があります。

多少内容もかぶりますが、多めにみてやってください。

さてフリースペースですが、基本的にはとっても面白いところです。

家では出来ない経験ができたり、気の合う仲間もできたりします。

毎日家にいる生活から一歩外に出て、違う空気を吸うだけでも

気分が晴れてくることもあるでしょう。

ですが、フリースペースのスタッフをしていて感じるところは

安易にフリースペースに通うのはやめましょう。

ということをあえて言いたいのです。




基本的に不登校の時間は自分のために使う時間だと私は考えています。

この言葉はどうゆう事かと言うと、

自分の悩みの根源が何であるか、そのような考える時間ということです。

不登校になった直後は、何故自分が不登校になったか?

何故今の自分が辛いのか?が自分の中で言語化されていません。

不登校になった直後に、そのような悩みの整理をすることが、とても大切です。

自分の心を蓋を閉じて、不登校なんてなかったかのように過ごしている子どもも実際にいます。

しかしそのような子どもの特徴として、いつまでも生ぬるく悩み続けてしまい、

最終的に何故自分が辛いのか?そしてその辛さが何処からくるか自分でもわからない。

そのような状態に陥る子どもをみるからです。

学校に行かないから、すぐにフリースペースにという安直な流れは

実は、危険なのではないか?というのが私の考えです。

それとすぐにフリースペースという流れが、難しい所は

もう一つありましてそれは、

自分が楽しめないとフリースペースは楽しくない

ということです。

基本的にはフリースペース自体はすっごく楽しいところですが、

子どもの状態がまだ落ち着いていないときにフリースペースに通っても

子ども自身がフリースペースを楽しめないので、とっても楽しくない場所になってしまいます。

もっと言えば辛い場所にもなってしまいます。

フリースペースでは少なからず人とコミュニケーションを取らなければいけません。
(まあしなくてもいいんですけどね)

そこで気持ち的に自分が出来ていないと、とってもそのコミュニケーションが

難しいし、辛いものになってしまいます。

すっごい暇だ!とか、友達と遊びたい!とか、ゲーム仲間がほしい!同世代と話がしたい!

とか色々あると思いますが、子ども自身に明確な意思がある場合

フリースペースを活用するのがいいと思います。

私も今はこのような仕事をしていますが、

実はフリースペースで育っていません。家で育ちました。

だけどそこそも人とコミュニケーションも取れますし、世に言う社会性だって少しはあると思います。

子どもはどこでも育ちます。誰かが育てているわけではありません。

子ども育っているのです。

だから望まない限りは家でゆっくりさせてあげましょう。

家が基本であって、それ以外はオプションです。

フリースペースだって塾だって、言ってしまえば学校だって本来はオプションです。




親として情報収集はとても大切ですが、一度のその情報は自分の中にしまってください。

そして子ども自身が望んだときは、いろんなフリースペースを見せてあげてください。

望まないときに色々なところを連れまわして、

フリースペースが嫌になって、行きたい気持ちになったときに

選択肢から外れることは本当に子どもにとってマイナスなことですよ。




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2010年1月22日金曜日

第15回「フリースペースってこんな所」

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こんばんわ!うっくんです。

ユースフェスタの特設ページは見てくれたかな?

今年も面白いことをするので是非遊びに来てね!

バンド演奏のところではうっくんもでるよ!

すげー練習してそこそこ弾けるようになりたいけど

楽器は努力だな


さて今回はフリースペースってこんな所です!って話をしようと思います。

うっくん自体が色々なフリースペースで働いているので

そこでどんなことをしているか?なんてことも少しかければと思います。

まあニョッキの活動報告をみるとニョッキの様子はわかりますよ!


まずフリースペース、フリースクール、居場所と名前が若干違うことがありますが

やっていることはほぼ同じだと思ってください。

うっくん自身はこの3つのカテゴリーは一緒だと考えてますが、

各団体により使い分けをしているところがあるようです。

例えば、プログラム先行型だからフリースクールだとか

特に何をするということは決めずに、ゆっくり過ごす場だから居場所だとか

このように使い分けをしているところもありますが

この名前の使い方だからこのスタイルという、

ハッキリしたカテゴライズはいないとおもいます。

ですのでフリースペース選びはいろんな所を見学して

自分が合いそうな場所にするのが1番いいです。

現状では既存の学校のように徒歩圏内にフリースペースが

運営されていることの方が珍しいことなので

通うのにはそれなりの移動時間がかかることを覚悟しておいたほうがよいでしょう。

そのあたりはこの業界の課題でもあるのですが・・・。




次は何をしているか?なのですが

基本的に3つに分けられると思います。

1つ目は勉強をメインにやる所。

2つ目は色々なプログラムを立てそれをやる所。

3つ目は居場所としてゆっくり過ごす所。

分けてみましたが、1と2とか、1と3とか、2と3とか複合させてやっているところもあります。

例えば、ゲームしたり、音楽活動をしたり、おやつを作ったり、

季節のイベント(クリスマスや七夕など)をしたりボウリングやカラオケに行ったり、

お泊り会をしたり、スキーに行ったり、キャンプに行ったり、様々なことをしています。

子どもたちでミーティングを持つところは、そこで何をするか決めていたりもします。

だからしたいことができちゃったりします。

でもその場所の方針もあるので、内容などは実際に聞いてみるのが確実です。

本当にプログラムは様々だからです。

どうせ自宅からは遠いので、自分の合う内容の所に通ったほう全然楽しいです。

運営者次第で雰囲気とかも違ってくるので、

本当にいろんな所を見学してから決めたほうがいいです。




うっくんが実際働いたことがあるフリースペースは現在で5箇所ですが

いろんな所をみて感じてひとつ言えることがあるならば

子どもたちに無理をさせて指導する場所は

子どもの成長の様子がいい結果につながっていないということです

子ども自身が元気になっていくと自然に、何かを意欲的に始めていっているので

周りの大人が尻を叩いてやらせる必要を感じません。

信じられないかも知れませんが、これはみてきた結果から言っていることです。




元気のない状態から、元気を取り戻す過程において

子ども自身が望んだ場合、フリースペースが効果的なケースもあります。

親が望んで強引に連れて行っても、子どもとしたらひとつも楽しくありません。

子どもが納得しないでフリースペースにきても全く効果は期待できません。

本来楽しい場所(現在うっくんが働いている場所は)なはずが楽しくなくなります。

フリースペースに通わせることをあせらずに、本人が望むまで待ちましょう。

親のできることは子どもを信じて待つことです。

フリースペースは逃げないので、本人が望むまでゆっくり休ませてあげてください。

そして無理矢理引っ張って見学に連れまわさないでくださいね。




2010年1月14日木曜日

第14回「子どもを取り巻く環境」

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今シーズン4回目の寒波到来で外は寒いですが

皆さん風邪など引いていませんか?私はやっぱり暖房とコタツが大好きです!



さて今回は少し不登校からは離れるかもしれませんがが

1月10日~11日にJDECという日本フリースクール大会が行われましたので

勉強してきたことを加えながら皆様にお伝えできればと思います。
(主に尾木直樹さんの話)

さて今回のテーマまあそのままなのですが

世界の諸外国にくらべ日本の教育は正直言って遅れています。

子どもたちが辛い思いをするのは当たり前です。

ユニセフが行った幸福度調査では

日本の15歳の子どもが孤独を感じる割合が29.8パーセントでした。

おおよそ3割の子どもが孤独を感じているということです。

時点は10.3パーセントのアイスランドその次がポーランドの8.3パーセントなので

日本の飛びぬけた数字が子どもたちを取り囲む環境を表しています。
(ちなみに平均は約5パーセント)

このあたりに象徴される言葉は勝ち組、負け組みという言葉なのでしょう。

勝ち組しか自分を評価できずに、負け組みは自己評価が低いままです。

さらに勝ち組といわれる中でも、自分を作ることが出来ないんだからつらい所です。

でもこのあたりは私も持っていたコインの裏と表のような物でしょうか?



そして民主党の目玉政策子ども手当てと高校無償化についてです。

高校無償化といって、報道やニュースではほとんどの国が無償なのだから無償も方向にと

言われていますが、ほとんどというのは少し嘘であるようです。

何が嘘かというと高校が有料なのは日本を入れて4カ国と言っていました。
(メキシコ、ポルトガル、韓国、日本)

4カ国はほとんどという表現があっているのでしょうか?

日本以外のほぼすべての国がという表現が正しいわけですね。

国として知識を与えれば、一人当たりの生産性が上がるわけですから

これから育っていく子どもたちに教育を保障するのは当たり前だし

国の方向性としてはなんら間違っていないと考えます。

子どものチャンスは、均等でなくてはならないわけですので

親がお金がないだけで、教育を受けられない国家は果たして正しい姿なのでしょうか?

ちなみに高校と大学の学費を段階的に無償化することを定めた

国際人権規約のA規約(社会権規約)第13条というのがあります。

世界では大学も国家が補償しています。ちなみに日本はこの条約を保留しています。

ちなみに世界で2カ国だけです。マダガスカルと日本です。

マダガスカルはこの条約の準備段階に入ったので

このグローバル社会で日本はオンリーワンになろうとしています。

うーんはずかしい。

大学が有料の国もありますが、給付型の奨学金があるので実質無料としている国もあるそうです。

1次生産が悪いとは言わないですが、(むしろ農業最高!)

ほとんどの人たちが消費する側の生活をしています。

この生活をしている人間は知識で生活を立てているわけです。

なのでやっぱりこの知識は国家で保障せねばならないはずです。




子ども手当てですが

コメンテーターとか政治評論家などが、子ども手当てを始めたらやめられなくなる。

甘い蜜が入った毒なんだ。とか言いますけど

子どもを国家で支えていくんだという意思表明なのですから

始めたらやめられなくなるではなく、やめないんだからやればいいと思います。

財源がないというのも、国家として必要な政策なのですから

あっちから持ってくるとか、こっちを削ってとか、あれに上乗せてとかではなく

1番最初に財源を確保するべきです。

言うならば国家を担っていくのは、未来の大人である子どもなわけですから

その子どもに投資していくのは当たり前です。

子どもへの政策が進まなかったのは、子どもに投資しても票にならないからでしょう。
(道路に投資すると票になるのかもしれません)



もっといっぱい書けるのですがブログサイズではこのあたりが限界なので

このあたりでやめておきます。

最後にこれだけ言います。

日本よ!最低限のことはやれ!!(やろう)

子どもは生まれる国を選べない。

子どもは生んでくれる親を選べない。

なので子どもたちに最低限のチャンスを与えてください。

子どもたちにとって暮らしやすい国家になることを願います。

2010年1月13日水曜日

12月19日(第3土)ニョッキのご報告♪

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こんばんは!かがろです。
新年初の書き込みです。今年もどうぞよろしくお願いします。

今、すごい寒波が来ていますね。こたつに入りながら、ブログを書いています。
寒い日々が続きますが、皆さんどうぞお身体お大事にしてお過ごし下さい。

では、12月19日(第3土)ニョッキのご報告です♪
最近、毎回のように見学の方がいらしてとても嬉しいです。
ぜひ、お気軽に見学にいらして下さいね。


■お昼ごはん

▼皆でたこ焼きを作りました!
 中には、BIGたこ焼きを作り始める人も出ました。(うっくんですけど)

 この日一番のやったこと(かがろ的に)は、

 永遠と焼き続けるたこ焼きでした・・・!

 お昼から焼き始め、おしゃべりしながら焼き、焼いては食べ、と続けていると・・・
 気がつくと3時近くになっていました。f(^-^;)

 しかもこれだけ焼いてもまだタネが残り、夜に行われる鍋会議に持ち越されることに。(笑)

 皆で、大きいホットプレートでたこ焼きをひっくり返すのは、楽しかったです。
 あつあつのたこ焼きでしたよ~。おいしかった!





■ニョッキの様子

▼下の写真は、ジョジョの対戦ゲームをやっております。
 熱いですね・・・!!
 ニョッキには、ジョジョ好きが多いのです。

 他にも、ギターを弾いたり、お話をしたり・・・
 まったりと遊びました。





■子ども若者チーム会議「鍋」

 
 ニョッキが終わったら、18時から鍋会議です。
 皆でご飯を作って、食べて、会議をします。
 
 もっぱらの議題は、3月に開催する「ユースフェスタ」についてです。
 
 ホワイトボードに、意見を色々書き出して、話し合いました。

 もう、第一弾のチラシも完成です!

 ★「ユースフェスタ 葛飾冬の陣」
  2010年3月7日(第1日) 10:00~16:00
  葛飾シューレ中学校 にて開催


▼ご飯は、クリームスープorトマトスープペンネでした
 ペンネをお皿に盛り、それぞれお好みのソースをかけます。
 おいしかった~。
 トマトソースの方は、イ〇アのペンネを彷彿とさせるお味でした。(笑) 




▼そして、なんと・・・
 お昼ご飯のたこ焼きのタネが、もんじゃに変身(?)しました。
 ようやく全部食べきることができました・・・ごちそうさまでした。




(かがろ)

===次回ニョッキ!のお知らせ====

【日時】 
 2010年1月16日(第3土)
       2月6日(第1土)
       2月20日(第3土)
 12:00~18:00

 ※毎月第3土曜、1月16日、2月20日は、18時より「鍋会議」があります。
  そちらもぜひご参加下さい

【場所】
 フリースペースユニーク3F 内ネモネット事務所

【アクセス】
 新京成「高根木戸」駅より徒歩5分。
 ジャスコの立体駐車場の前です。(ジャスコの中を突っ切ると近いです)
 外階段を登っていらして下さい。

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2010年1月7日木曜日

第13回勉強について

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あけましておめでとうございます。

今日からうみほどコラム再開します。

いやー。最高な冬休みでした。ゆっくりやすめてリフレッシュ!

本当に休みすぎて、ほとんど家を出なくて思ったことは

外にはがんばらないと出られないので、休むときはもっぱら家の中です。

やっぱり家の中が好きなんですね




今回のテーマはずばり勉強についてです。

このテーマで言っておきたいことは大きく分けて3つあります。

1つ目は、勉強はいつからやっても取り戻せるということです。

「若いうちにやらないと吸収が・・・。」なんていいますが

ないとは言えません。それも一部あるでしょう。

しかし、

やりたいときにやるのが、一番吸収します。

学校でやる勉強よりは、効率よく勉強することができるとおもいます。
(学校は勉強だけするわけではないので効率は落ちます。音楽とか体育とかやりますからね。)

なので1年遅れたから、1年かかるわけではい事を覚えておいてください。

といっても、一度学齢期を外れる(もしくは学校という枠から外れる)と

すべて自己負担になってしまうのでこれは本当にいかがなものでしょうか?

学校に行くのが嫌なだけで、教育を受ける権利まで放棄してるわけではないんですけどね。

まあそれはいいとして、やりたくなったらいつでも出来ます。

あせらないで、本人の育つちからを信じてあげましょう。




後は何故勉強が嫌なんだろう?ってところもわかってあげないといけないと思います。

自分のために勉強をするのは、子どもにとってやぶさかではありません。

何故なら何かやりたいことがあって、そのために勉強をすることになるので

自分なりに勉強の目的と、目標がはっきりしているので、

大きな意味で嫌なものにはならないでしょう。

まあ最初に書いたやりたくなった時この時なのでしょう。

しかし何故勉強が嫌か?(嫌だったのか?)

単純にわからないものを、説明も無くやるのは大変難しいことですが、

勉強の奥に、良い感情を抱いていない学校が見えるからではないでしょうか?

「学校が嫌だ。」と不登校をしているなら

学校が見え隠れする勉強なんかはやりたくないですよね。

しかも学校で使っていた教科書を使うと、もっと思い出したりするんじゃないでしょうか?

そんな例は1例として、その子それぞれその理由を持っているはずです。



最後に「勉強が出来ないことで、自己否定が始まる。

とか

「勉強が出来ないことで不安が始まる。」

とかよく聞くんですけど、これは私が当事者だったからなのかもしれませんが

それは本当に勉強ができないから、不安なのか?自己否定をするのか?って

考えてしまいます。

これはたまごが先か、ニワトリが先かの話になるのかもしれませんが

不安だから勉強ができないし、自己否定してるから勉強に手が付かないじゃないか?

と思うんです。

むしろ勉強が追いついたとして、根本的な不安が解消されるのかな?

勉強が出来たくらいで自己肯定できるのかな?

私は不安で、苦しくて、自分は何者なんだろう?って不登校真っ盛りの頃

毎日、毎日繰り返し、そんなことを考えていたので

私の不安は勉強で解消されなかったと思うし、

勉強することで、自分が何者なんだろうか?なんてことは突き詰められなかった気がします。

まあ私は不登校中は勉強はしなかったんで、そのあたりは謎のままですが

時に勉強よりも、自分の不安を自分の心を正直にして探ったり、

自分が何者であるか考える時間も、大切なのかもしれませんよ。



でもね、自分が心が楽になる方を選ぶのが一番いいんだよ